2010年3月9日火曜日

ベニイトトンボCeriagrion nipponicum Asahina(イトトンボ科)

ベニイトトンボ(撮影:  )
ベニイトトンボCeriagrion nipponicum Asahina(イトトンボ科)
[漢字]:紅糸蜻蛉
[神奈川県レッドデータブック2006]
 絶滅危惧ⅠA類
[侍従川においてのランク]
 絶滅
[国内分布]
 宮城県から鹿児島にかけて局地的に分布
[体長・形態]
 約3cm。♂は鮮やかな朱赤色をしており、そこから紅イトトンボの名前がついている。♀は橙褐色をしている。キイトトンボとは近種。
[生息地と生態]
 抽水植物や浮葉植物が豊富な池沼を好む。一般には移動能力は高くないと言われているが、県内では横浜市鶴見区や金沢区、鎌倉市などでたびたび確認される。自然発生したのかは不明。
[侍従川においての分布と現状]
 1990年代後半に大道小学校につくられたビオトープで繁殖した。原因は水草の移入によるものだと言われている。その後数年間は大道小学校トンボ池でみられたが、アメリカザリガニが放流されたことにより数を減らし、2000年にはすでにみられなくなっていた。
[トピック]
 最初は大道小学校の生徒がゲタ箱で見つけたそうです。そして当時大道小学校の教員でビオトープづくりを指導していた尾上伸一先生は大変驚きました。そしてベニイトトンボを見つけた少年は尾上先生に大変称えられました。彼は中学生になった後々、侍従会学生部の生き物とり主力メンバーとなるのです。

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